株式会社テクノクラフト(代表取締役社長:栂坂 昌業、以下テクノクラフト)は、2024年11月1日にキヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンシステムアンドサポート株式会社(代表取締役社長:平賀剛、以下キヤノンS&S)と戦略的業務提携を締結しました。幼稚園・保育園事業者のDXを加速すべく、テクノクラフトのソリューションとこれまで培ってきたノウハウに、キヤノンS&Sが提供する「まかせてIT 幼稚園・保育園ソリューション」を融合させ、子ども・保護者・先生にとって安心・安全な保育環境の実現に貢献します。
政府はこども未来戦略方針にて「職員配置基準」の見直し※1や「こども誰でも通園制度※2」を示し、子どもたちの安心・安全な保育環境の実現と、適切な教育と保育の提供に向けた取り組みを進めています。しかし、先生は指導計画や保育要録の作成、午睡や検温の記録、連絡帳の作成や保護者への情報共有など多岐に渡る業務を抱えており、業務負荷の軽減と保育の質向上は大きな課題となっています。
テクノクラフトは、20年の長きにわたり幼稚園・保育園向けの業務支援クラウドシステム(以下、保育ICT)である「コミュなび」の開発・提供を行い、いち早くITを活用した先生の業務負荷軽減に取り組み、高い評価を得ています。さらに2024年9月にはGPSを活用して園児の安全を見守る「みまもりなび」をリリースするなど、保育ICTと見守りの事業領域において、利用者視点に立ったソリューション開発とサポートを提供し続けています。
キヤノンS&Sは、全国の幼稚園・保育園事業者のDXを実現するため、2024年6月に「まかせてIT 幼稚園・保育園ソリューション」をリリースしました。キヤノンS&Sの映像ソリューションによる安全対策強化と業務効率化に向けて必要なサービスをトータルで提供することで、安心・安全な保育環境を実現し、先生が「こころのゆとりをもって子どもと向き合う時間」の創出を支援しています。
■主な戦略的業務提携の内容
・保育ICT「コミュなび」を、「まかせてIT 幼稚園・保育園ソリューション」の業務効率化におけるコアソリューションとして位置づけ、全国の幼稚園・保育園事業者への導入および運用を支援する体制の強化
・テクノクラフトの保育ICT「コミュなび」とキヤノンS&Sの映像ソリューションが連携することによる安心・安全につながるソリューションラインアップの拡充
・セミナー・展示会の共同開催等を通じた効果的なプロモーション活動
テクノクラフトとキヤノンS&Sは戦略的業務提携を通じて、これまで蓄積した保育現場での困りごとや業務プロセスの課題解決に向けたノウハウを生かし、全国の幼稚園・保育園事業者におけるDXの実現を支援する体制を強化しました。これにより、ソリューションラインアップの拡充を図り、ITを活用したDXと子ども・保護者・先生にとって、安心・安全な保育環境の実現に貢献します。
※1. こども家庭庁が保育の質の向上と、安心して子どもを預けられる体制整備を目的に2024年4月より4、5歳児の保育士の配置基準を、「子ども30人に1人」から「25人に1人」に76年ぶりに変更しました。
※2. 現行の幼児教育・保育給付とは別に、月一定時間までの利用可能枠の中で、就労要件を問わず時間単位等で柔軟に利用できる新たな通園給付の制度。政府が2026年度の本格的な実施を目指しています。