幼稚園・保育園・こども園向けクラウドサービス「コミュなび」を提供する株式会社テクノクラフトは、
子どもたちの安全を守るため、
2月より学校法人神宮学院およびアルパインマーケティング株式会社と共同で、
バス置き去り事故防止対策に伴うバス安全装置の実証実験を実施しております。
今後、本格的な運用・展開に向けて進めていく予定です。
【実証実験の概要】
車内での子どもの置き去り防止の安全装置として、
アルパインマーケティング株式会社・アルプスアルパイン株式会社の製品を使用しています。
車両にセンサー等を設置し、運転終了後エンジンを止めてから
10分後(※)に人感センサーが人を検知した場合に、
非常事態を知らせる音声通知(警報)・ウェブでの在席表示を行います。
なお、通常時、特別な操作(スイッチ切替等)は不要で、基本的にはフルオートとなっています。
※時間は5~15分で指定できます。
本実証実験では、車内清掃・消毒の時間も加味し、10分で試しています。
【コミュなびと合わせた運用イメージ(登園時)】
① バスなび添乗アプリを起動し、コース等を選び、運行を開始する
② 各バス停にて園児を乗車させる際に、バスなび添乗アプリの乗車リストから「乗車の点呼」をチェックする
③ 園に戻ってきたら、園児を降車させる際に、バスなび添乗アプリの乗車リストから「降車の点呼」をチェックする
④ バスなび添乗アプリの運行を終了する
⑤ エンジンを停止する
⑥ 車内の見回り・清掃・消毒を行う
⑦ 園内のパソコンにて、バスなび管理画面の乗車リストを開き、乗降車にチェックが入っているかを確認する
⑧ 警報が鳴っていないことを確認する
(異常発生時は、園内の端末と指定の先生・保護者のスマートフォンに通知)
【今後の展開】
実証実験と同時に、アルパインマーケティング株式会社にて
公益財団法人日本自動車輸送技術協会(JATA)に
「送迎用バスでの乗員置き去りの防止を支援する安全装置の性能認定」を申請し、
量産化に向けて取り組んでいます。
また、コミュなびのバスなびとの連携も同時に進めていく予定です。